きょう9月15日、西二見高年クラブ「和楽会」が、9月20日に実施される全国一斉社会奉仕の日を5日早めて実施した。
午前8時、会員が大歳神社境内に集合し、櫻井会長の号令のもと清掃が開始された。境内には夏場に育った雑草がたくさん繁っている。その草をカマやさまざまな草取り道具を使って根っこからとっていく。一人ですれば大変な作業だが、みんなでやれば小さな境内地に生えている雑草は、みるみるうちに取られてきれいになる。男性も女性も一緒になって助け合って作業を進めた。
実施された場所は、西二見の大城という地域の大歳神社境内、東の町にある大歳大明神境内、西の町の妙見さん境内跡の三か所だった。一つの祠(ほこら)が終われば次へと進む、みんな会話もしながら日常の話に花を咲かせて楽しく清掃奉仕。みんな高齢でも元気で明るい。その裏には櫻井会長の人柄や気配り、それにやさしさがみんなを活き活きとさせているように見えた。
西二見高年クラブ和楽会 櫻井修会長
先人たちが築いてきた「まち」の伝統や風習を、年配者が年少者にあるいは子どもたちに行動する姿を通して伝えていくことはとても大切なことだと思う。
高年クラブ「和楽会」のさまざまな活動が、「まち」を「住んでよかった」「住み続けたいまち」と言われる活き活きとした「まちづくり」の大きな一助となり、年齢層関係なく幅広い人たちの輪で「住みよいまち」をつくりあげていきたいものである。意気と絆で結ばれる「まちづくり」、希望のもてる「まちづくり」だ。
■全国一斉社会奉仕の日について
毎年9月になると全国老人クラブでは「社会奉仕の日」を迎える。現在9月20日を中心に、全国の老人クラブが「奉仕・友愛」を旗印に社会奉仕活動に取り組んでいる。
このイベントは昭和59年9月15日、その日は当時「敬老の日」だった。高齢は敬老の日に感謝する気持ちを表す取り組みとして、神奈川県、横浜市、川崎市の各老連が地域社会にたいする感謝と高齢者の活力を示す一斉奉仕活動として実施したことがきっかけとなり、全国にある多くの高齢者会へ波及した。
二見校区にある5つの高年クラブも道路、公園や祠(ほこら)のある境内地で清掃を行ない、地域の社会奉仕活動を行っている。また奉仕活動を通じて仲間意識の向上をはかり、高年者の輪を広げる親睦の場ともなっている。
北の町高年クラブ「福寿会」
地蔵町「千歳会」
宮西「宮西長寿会」
西二見北高年者クラブ「双寿会」
西二見高年クラブ「和楽会」
※全国的に高齢者の会を老人クラブと言っているが、明石市は高年クラブと称している。