除夜の鐘

材木町にある淨行寺では毎年大晦日に、檀家や地域住民が参加できる鐘つき行事を実施されています。深夜0時をはさんで住職さんの鐘に続いて参詣された人が順番に鐘つきをします。日付が変わり新しい年になる時を鐘をつきながら迎えると、古いものを捨てて新しいものに移り変わる気分になり、鐘の音が心にしみわたる気がします。
        

             

人には百八つの煩悩があると言われ、その煩悩を祓うために除夜の鐘をつく回数が百八回とされています。煩悩は人の心を惑わせたり、悩ませ苦しめたりする心のはたらきのことを言い、鐘をつくことで解脱、悟りを開くことができるといわれています。