10月27日(水)東二見の港記念ホールにおいて、高年者のふれあいの場であるボランティア「二見はまなすの会」が開かれた。
「はまなすの会」は地元の歴史を深く研究され「ふるさと二見の歴史」を著された故大西昌一さんの奧さんである大西まさみさんが十数年前から、高年者のふれあいの場を目的に立ち上げられたとても素敵な会である。この会は高年者の居場所としても人気があり、みんな親しく集まって楽しいいっときを過ごしている。
今回は「びっくり箱」というボランティアのエンターテイナーグループが出演し、さまざまな芸を披露してみなさんを楽しませてくれた。
紙芝居はキツネに化かされる旅人を描いたちょっとした笑いのある怖い話。でも参加者は紙芝居の絵や声優の語り口調に夢中になった。とくに目をそそがされたのは手品師のみごとな手さばき、それに笑いも誘って小さな財布からさまざまな物がこんなにも入るのか、と思うほどたくさん出てきてみなをアッと驚かす。最後には七色のテープがパッと飛び出すという華やかな芸を見せてくれた。
またハーモニカ演奏や、参加者と一緒になって歌をうたったり、トランペット演奏、それに普段なかなか聞けないウインドシンセサイザー(電子笛)の音楽も聞かせてもらった。
とても和やかで楽しかった2時間ほどのいっ時、参加者は目を細めて会場を後にした。
大西まさみさんの熱意ある継続的な活動が輪を広げ、今日の「はまなすの会」を築いている。この会は高齢者の心と心を結ぶ、なくてはならない居場所となっている。この熱い志に敬意を表し、「はまなすの会」の輪がますます二見地域に広がり、高齢者の希望の和となることを心から願っている。
※ボランティア二見はまなすの会は明石社会福祉協議会の支援を受けて、高年者の楽しい憩いの場として喜ばれています。ご参加はどなたでもOKです。スタッフ一同お待ちしております。