市民講座 ぶらり歩こう会4「魚住文化財収蔵庫と幣塚古墳の見学」

3月11日(土)市民講座 ぶらり歩こう会4「魚住文化財収蔵庫と幣塚古墳の見学」を開催しました。魚住駅に集合でしたが、高丘から40分かけて歩いてこられた方も。流石、ぶらりの達人ですね。魚住文化財収蔵庫では明石市文化・スポーツ室の埋蔵文化財担当の稲原課長から収蔵庫とふだんは見ることのできないバックヤードについて詳しく説明していただきました。発掘調査で出土した遺物には高丘古窯跡群からの出土物もあります。大きな収蔵庫の天井近くまでコンテナが積み上がり、これまで市内で行われた発掘調査の歴史とも言ええるものばかりです。参加者も発掘された遺物に興味津々。その後、歩いて幣塚古墳へ移動。フェンスのカギを開けてもらい、古墳の上部まで登りました。ここで稲原課長から詳しく古墳の役割や発掘時の状況、歴史などを聞き驚くことばかり。先日の神戸新聞で発表された五色塚古墳(垂水区)の円筒埴輪と同じ成分の円筒埴輪が出土したことや、明石の西の守りをこの幣塚が果たしており、重要な古墳だったということを教えていただきました。参加者の皆さんからも次々と質問がありました。どんな暮らしをしていたのだろう。何を食べていたのだろう。興味関心は尽きませんね。古の遺物を調べてみると人の営みがよみがえり、何だかワクワクします。★8月後半には、高丘古窯跡群についての講座を計画しています。

収蔵庫展示室
播州名所巡覧図絵
バックヤード
高丘古窯跡群からの出土遺物コンテナの前で
いろいろあります。高温で焼かれた器はとっても軽いです。
火起こしにも挑戦!
明石市指定文化財
いざ、古墳上部へ
皆さん集中してます。いいお天気でよかった~!

この記事を書いた人

takaokacom