公開講座「除染現場で復興貢献」の聴講から見えてくるもの!?(7月21日)

 言い表せない未曾有の出来事「東日本大震災」が起きて、
早や4年が過ぎました。

 震災が残した大きな災害の爪痕などは、
家族、親せき、友人、そして知人なども居らず、
遠い地のこの地域に住む私のように、
震災地域と関わりの無い者の生活の中では、
知らず知らずのうちに埋もれてしまい、
思い出すなかの一つの出来事のようになってしまっています。

 京阪神などに住む私たち多くの人々が体験した
阪神淡路大震災でも、発生から何年かはあの恐ろしい揺れを
実体験として容易に思い出せていたのですが、20年が経った今、
いつの間にかあの忌まわしい地響きと同時に、強烈に揺すられた震動が
何処か遠い記憶の中のイメージだけのものとなってしまっています。

 そのようなところ、このたび福島県職員の丸谷 聡さんが、
巨大地震、巨大津波、原子力発電所事故と三重の被害を
受けることになってしまった福島から来られ、明石南高校講義棟で、
「除染現場で復興貢献」と題して、この地域の人々を対象に講義を
行ないました。

 特に放射能被害についての風評被害がまだまだあるようで、
今では国、県、市町村が協力して処理が進み、帰宅困難地域以外は
ほとんど他の府県と変わらない状態になっているということで、
「福島に遊びに来てよ。」と呼びかけ、風評被害を払拭したいという
気持ちが伝わる内容のお話しでした。

 しかし、一方では別の印象に残る話がありました。
テレビなどで復興事業により鉄道の開通や
高台移転の造成工事完了などがニュースになっていましたが、
放映されていない手付かずの地域は、4年前の震災後と
少しも変わっていないところがまだあるということでした。

高齢者大学の方や地域の方々がたくさん聴講しました。

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阪神間から志を持って、福島の県職員になられた丸谷氏

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「避難指示の経緯」について

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放射能物質と放射能とは?