平成25年度の講座も残すところあとわずかです、3月5日が修了式です、それまで風邪をひかず元気に笑顔で楽しく過ごしましょう。
今日は藤原摂鵬先生による「詩吟を楽しもう」です。
黒田官兵衛の家来で母里太兵衛(大河の軍師官兵衛では速水もこみちが演じています)が福島正則所有の名槍日本号を賭けて大杯を飲み干した故事と、当時の武士の心情を詠ったものです。
「美 酒はもともと自分の好むところである。すすめられるままに、大杯になみなみと注いだ酒を飲み尽くすと、座に居る者どもはみな倒れんばかりに驚いた。黒田節 の歌われているこの城の陣屋で、見事斗杯を飲み尽くして約束の名槍日本号をわがものにして見せようぞ」という情景を詠っています。
読み方は・・・
美酒元来吾所好 びしゅがんらい、わがこのむところ
斗杯傾盡人驚倒 とはいかたむけつくして、ひとぎょうとう
古謡一曲藝城中 こよういっきょく、げいじょうのうち
呑取名槍日本號 のみとる、めいそうにっぽんごう ・・・と詠います。
母里太兵衛という男、黒田24騎の中でも群を抜く、無類の槍使いだったそうです。
声を出すということは健康にもとてもいいことなんです、独特の節回しも会得すると自慢したくなりカラオケなんかでも歌いたくなるかもしれませんね。
今、旬の黒田官兵衛の話も聞けて、黒田官兵衛大河ドラマ館にも足を運んでみようかなと思わせてくれる楽しい授業でした、こう言うことを知っておくと「軍師官兵衛」ますます楽しく見れそうです。