7月1日に鳥羽まちづくり協議会の健康づくり部会は熱中症予防講習会を開催しました。
最初に消防署の方から、熱中症を予防することの大切さを教わりました。
「救急車は明石市には7台しかないので緊急に対応できない場合があります。ですから高齢者の熱中症は死の危険を伴うので日頃から予防をしておくことはとても大切なことです。」と話されていました。
次に、明石市の健康推進課の高井さんが、「熱中症にかからないために、なったらこうする勉強会」をしてくださいました。
まず、
STEP 1・・・かくれ脱水症予備軍
□皮膚がかさつく。乾燥していてポロポロと皮膚が落ちる。
□口がねばつくようになった。唾が少なくてゴクンと飲み込めない。
□便秘になった、以前よりひどくなった。
□以前よりも皮膚の張りがなくなった。
□足のすねにむくみが出るようになった。靴下のゴムのあとが脱いだ後に10分以上残る。
一つでも該当する人は「かくれ脱水症」の可能性があります。
STEP2・・・かくれ脱水症
□日当たりの良いところ、または屋外にいる時間が長い(目安1時間)
□最近集中力が低下しているなと思うことが多い。(落ち着かずイライラしたり、昼間でも眠りがちなど)
□トイレが近くなるため、寝る前は水分補給を控えてしまう。
□冷たい食べ物(氷、アイスクリーム)や冷たい飲み物を好む。
□利尿薬を内服している。
一つでも該当する場合は、STEP3へ・・・
STEP3・・・脱水症から熱中症へ
□85歳以上である。
□高血圧、糖尿病、心臓病などの持病がある。
一つでも該当する方は「脱水症」に進行する恐れがあるのでご注意ください。
該当しない方も「かくれ脱水症状」の可能性が高いです。
「かくれ脱水症状」の方は「熱中症予備軍」とも言えます。脱水症の予防が熱中症の予防です。では、脱水症を防ぐには・・・
*一日1.5Lの水をこまめに飲む
*大量の汗をかいた時は、スポーツ飲料(塩分の含まれている)を。(ただし、スポーツ飲料は糖分がたくさん含まれているので糖尿病などの持病がある人は主治医の方にご相談ください)
*入浴前後、就寝前、寝起きに最低コップ1杯の水分かお茶を飲む。
*外出前には気象情報をチェックする。
*食事に気をつける。ビタミンB1(豚肉、レバー、うなぎ、豆類)を積極的に摂取する。タンパク質(肉、魚、卵、大豆類、乳製品)、薬味、香辛料、夏野菜なども・・・
*睡眠をしっかりととる。
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もし、こんな症状が見られたら、迷わず119番で救急車を!
・気分が悪く、自分で水分が飲めない。
・倦怠感が強く、自力で動けない。
・意識がもうろうとしている。
・全身にけいれんが見られる。
参加者のみなさんには、明石市の水道水(限定版)をお土産に持って帰っていただきました。
レトロなデザインがなかなか好評でした。
明石市水道部からいただいたポスターも参考にしてくださいね。
毎日を健やかに過ごすには、日々のちょっとした自分の体への思いやりが必要なのですね。
関係者のみなさん、ありがとうございました。