3月7日(土)、明石警察署より講師の方をお招きし、まちづくり協議会主催の防犯研修「特殊詐欺防止講座」を開催しました。
当日は 23名 の参加があり、地域の安全を守るために多くの方が関心を寄せてくださったことを心強く感じました。
特殊詐欺の被害は過去最悪の水準に
講座の冒頭では、特殊詐欺の最新の被害状況について説明がありました。
警察庁の令和7年(2025年)暫定値によると、
- 認知件数:27,758件(前年比+31.9%)
- 被害額:1,414.2億円(前年比+96.7%)
と、件数・被害額ともに過去最悪の水準に達しているとのことでした。
被害額は 1,400億円を超える 深刻な状況で、私たちの身近な地域でも決して他人事ではありません。
実際に多い手口と、だまされる心理
講師の方からは、実際に寄せられている相談をもとに、具体的な手口が紹介されました。
●「息子」を名乗る電話が特に多い
- 会社のお金を使い込んだ
- 不倫相手に子どもができた
- トラブルを起こした
など、息子の不祥事を理由にした“息子語り” が非常に多く、動揺を誘う内容ばかりです。
●ニセ警官による詐欺
名簿をもとに片っ端から電話をかけ、
「あなたの口座が犯罪に使われています」
「キャッシュカードを預かります」
などと不安をあおる手口も増えています。
●詐欺師は“冷静さを奪う”ことに全力
- 電話を切らせない
- 誰にも相談させない
- 遠くの警察署に来るよう指示する
など、孤立させて判断力を奪う ことが特徴です。
「顔を見せられないから電話で話を続ける」「動揺・不安・焦りを利用する」など、心理操作が非常に巧妙で、冷静な判断が難しくなってしまいます。
還付金詐欺とATM
「医療費の還付があります」
「年金の払い戻しがあります」
といった 還付金詐欺 も依然として多く、
“ATMで手続きできます” と言われたら 100%詐欺 だと強調されていました。
高齢者が狙われやすい理由
講師の方が特に強調されていたのは、
「高齢者の方は、電話をかけてきた相手に“失礼があってはいけない”と律儀に応じてしまう」
という点でした。
誠実さにつけ込む、非常に悪質な手口です。
国際電話の悪用と対策
最近は +180 などの国際番号 を使った詐欺電話も増えています。
固定電話の場合、国際電話の利用休止 は簡単に手続きできるため、希望される方は「国際電話取扱いセンター」で停止が可能とのことでした。
また、
- ナンバーディスプレイ
- 事前警告機能
- 自動録音機能
などの活用も効果的だと紹介されました。
参加者のみなさまへ
今回の講座では、実際の事例を交えながら、
「なぜ人はだまされてしまうのか」
「どうすれば被害を防げるのか」
を分かりやすく学ぶことができました。
ご参加くださった皆さま、そして明石警察署の講師の方に、心より感謝申し上げます。
特殊詐欺は、誰にでも起こりうる身近な犯罪です。
今日学んだ内容を、ぜひご家族やご近所の方にも共有していただき、地域全体で被害を防いでいきましょう。





