♪ 待てど暮らせど来ぬ人を 宵待ち草のやるせなさ 今宵は月も出ぬそうな ♪(夢二)
その昔、高峰三枝子や李香蘭が歌った”宵待ち草”ですが、実は”待宵草(マツヨイグサ)”というのが正解です。
しかし一口にマツヨイグサといっても種類があって、最初の写真3枚はコマツヨイグサ(小待宵草)といわれるもの。 草丈は10センチほどで、夕方から咲きはじめたものが翌朝9時半にはこんな風に萎んでしまっていました。
一方、こちらはオオマツヨイグサ(大待宵草)と思われます。アレチマツヨイグサ、メマツヨイグサも考えましたが、150センチぐらい草丈があり、蕾がたくさんついた柱頭の様子から判断しました。7月19日9時半ごろには咲いていましたが、2時間後には萎んでいました。
撮影は7月18日~19日。場所は松が丘小体育館横の道路をはさんで向かいにある県公社松が丘住宅斜面です。
マツヨイグサの花言葉は、静かな恋、物言わぬ恋、移り気。
なお、冒頭の夢二の詩歌は、故郷・岡山の後楽園正門で石碑にされています。
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