?2013年度松が丘花だより?VOL.44生態系を脅かす「オオキンケイギク」「ヒメジョオン」

  鮮やかな黄色、背丈は30~70センチで、コスモスに似た「オオキンケイギク(大金鶏菊)」。アメリカ原産の多年草です。
実はこの花、日本の生態系に重大な影響を及ぼす”特定外来生物”で、「見つけ次第に駆除!」を呼びかける自治体もあるほどの危険植物です。特に取り決めがないわが県でも、絶対に栽培はしないことと、駆除が可能であれば根元から抜いて可燃ゴミに出すなどして、少しでも日本の生態系を守る手助けができればと思います。 ←写真は松が丘1丁目で6月2日に撮影したものですが、松が丘地域一帯で見受けられます。

 一方、こちらは「ヒメジョオン」。
 ヒメジョオンは、白色のほかに薄紫色もあり、初夏から秋にかけて道端や草むらでよく見かける植物です。この2枚の写真では、オオキンケイギクが隣のヒメジョオンを浸食しているように見えますね。が・・・ヒメジョオンも可憐な姿とは裏腹に強靭な繁殖能力があり、これまた日本の生態系を脅かす”要注意外来生物”。なので、どちらが被害者か、当事者に尋ねてみないと分からない?