?2013年度松が丘花だより?VOL.25「ナツミカンとコデマリ」

    松が丘保育所の北側でナツミカンが咲いているのを見つけました。周囲に漂ういい香り・・・昆虫のみならず人間まで引き寄せられてしまいました(*^。^*)  ところで、「ナツミカン」というのは俗称で、本名は「夏橙(ナツダイダイ)」と言うそうです。明治末期に果実を商品化するために親しみやすい名前にしたのだとか。確かに「ナツミカン」の方がかわいらしい感じがします。起源は、江戸時代中期に山口県長門市に漂着した種子ということで、いまも原木が山口県にあり天然記念物となっています。県花でもあるんですね。
 花は白色5弁、5月に咲いて晩秋には実になりますが、この頃はあまりにも酸っぱくて生で食べることは難しいので、そのまま翌年の初夏まで実らせます。と、段々に黄色く熟して酸味が和らぎ食べやすくなる訳です。ということは、写真の花から出来た実が保育所の子どもたちのお口に入るのは1年後ぐらい?

   すぐ近くにはコデマリも咲いていました。