4月19日、松が丘小学校運動場の南西にある藤棚で、いつの間にか藤の花が満開を迎えていました。
薄紫の花色が涼しげで、風にそよぐ姿はなんとも言えぬ美しさがありますね。マメ科の植物で古くから園芸用として観賞するだけでなく、丈夫なツルはカゴやイス等の材料として生活に役立ってきました。
花期は例年4月下旬~5月上旬なので、他の花同様に今年は少し開花が早いのでしょうか。
「藤浪の花は盛になりにけり ならのみやこを 思ほすや君」は、万葉集に編まれた数多い藤の句のひとつです。藤を手に舞う「藤娘」は日本舞踊として知られるだけでなく、美術の題材としてもよく取り上げられます。そう言えば家紋にも藤をデザイン化したものが多くありますし、藤はなかなかの人気者なんですね。
さて、松が丘小学校の藤棚。しばらくの間、花を楽しませてもらった後は、ぐんぐん葉を茂らせて夏の強い日差しから松っ子たちを守る”日除け”になってくれます。