難が転じて、苦が去る「南天九難猿」

松が丘小学校地区社会福祉協議会の会長でもあり、松が丘校区まちづくり協議会副会長でもあり、防災安全地区推進協議会の会長でもある小西庸夫さんが、先日かわい~い手芸品を、松が丘小コミセン事務室に持ってきてくださいました!
それがこれです!

舟は南天の枝が使われており、
南天…難転。
9匹…苦難。
猿…去る。
ということで、つまり「九難猿」=「苦難去る」という、
南天の舟に乗って9匹の猿が苦難を持ち去るという縁起物だそうです。

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南天の木は、昔から鬼門封じとして、難を転じる力を持つ吉木とされてきたようで、地方によっては、南天には健康長寿を叶える効能があるとされ、今でも夫婦箸の素材としてよく用いられています。
ちなみに、南天の茎や枝には抗菌力のある「ベルべリン」(アルカノイドの一種)が含まれていることが医学的に証明されています。だから赤飯の上に添えられていたりするんですね!

顔はフウセン蔓の種だそうで、種の白い?の部分がちょうど富士額の猿の顔にみえます。とてもかわいらしいです。(ちなみにフウセン蔓の花言葉は「永遠にあなたと共に」「旅立ち」だそうです。)枝は約18cm。猿1匹は1cmほどです。制作時の大変さがわかりますね…。(しかも着物の柄がすべて違っていて、腰紐もすべて違う色なんです!)

「逆さ富士」ならぬ「逆さ猿」(笑)

黒い板の部分は小西庸夫さん作で、あとは奥様の作とのこと。オシドリ夫婦の合作ということでさらに愛らしくみえます。飛騨高山の「さるぼぼ」にも似ているような気がします。

松が丘小コミセン事務局に入ってすぐの棚の上に置いていますので、コミセンご利用の際にはぜひご覧になってください。きっと苦難を持ち去ってくれるはずですよ!

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