どこからともなく漂ってくる得も言われぬこのニオイ…。
そう、正体はギンナンでした。松が丘小学校正門横にあるイチョウの木、見上げると・・・まさに鈴なりですね! 今年は当たり年でしょうか?あまりの数にちょっと驚いてしまいました。既に歩道に転がり落ちたものも多数あって拾いに来られている方もちらほら。
ギンナンは、滋養強壮、老化防止、頻尿・夜尿症、咳・痰などに効果があるということで、古くから珍重されてきました。食べるのは固い殻におおわれた胚乳の部分。ニオイのもとで人によってはかぶれることもあるオレンジ色の果肉は素手で触らないよう気をつけて取り、中の殻だけをさっと洗って陰干しした後、冷暗所で保存します。
秋の味覚、シンプルに塩茹でや塩炒りするだけで酒の肴になりますし、ひと手間かけて茶碗蒸し、かき揚げ、ガンモドキ、ぎんなんご飯にしてもおいしいですね。でも一度にたくさん食べると鼻血、腹痛、嘔吐、痙攣を起こすこともあるとか。生食は避け、子どもは1日4~5粒、大人も10粒を限度にしましょう。