本日の参加者は18名、明石生船研究家・金井清さんによる講座「明石型生船のお話し」です。
明石型生船は、明治30年頃、明石の魚仲買業の中部幾次郎が人力に限界を感じ、考案したもので、石油発動機付き生魚運搬船が同業者に広がり、鮮魚運搬業、水産業が大きく発展するきっかけを作った。
また、明石で発動機生産を思い立ったのが木下鉄工所を創業した木下吉左衛門。明石型生船の誕生に大きく貢献した。
中部幾次郎は大正13年、大洋漁業の前身となる林兼商店を創立、後に大洋漁業を創業し、一大企業グループを作り上げた。
明石市では、水産業の発展に寄与したこと、教育・勧業など公益のために多大な寄付を受けたことに対し、昭和3年、明石公園に銅像を建て、除幕式を行った。
映像を見ながら語られる金井さんの話は明石の歴史を振り返るきっかけとなり、明石や淡路の風景に参加者からの反応は大きく、金井さんの話は尽きません。この続きをお約束し、第1回明石型生船のおはなしは終了しました。金井さん、有難うございました。
次回のサロンは6/4㈫10時~
内容は森井国興先生の「インドネシアの生活と文化」とアンクルンの演奏です。